モラハラ夫から「離婚したい」と言われて相談【直接面談を避け学費や私物回収を先行】|離婚・不倫などの男女問題 - 解決事例

CASE 解決事例

2026.08.21

離婚原因

離婚手続き

モラハラ夫から「離婚したい」と言われて相談【直接面談を避け学費や私物回収を先行】

  • モラハラ夫から「離婚したい」と言われて相談【直接面談を避け学費や私物回収を先行】

    年代:50代

    職業:パート勤務

  • モラハラ夫から「離婚したい」と言われて相談【直接面談を避け学費や私物回収を先行】

    年代:50代

    職業:会社員

  • こども

    1人

結婚歴 20年以上(子供は大学等への進学期)
離婚の原因 夫のモラハラやセックスレス
主な争点 夫婦だけでの直接面談の要求・婚姻費用、子どもの学費
解決までの期間 約1年
手続き 代理人間交渉

OVERVIEW

夫のモラハラやセックスレスなどの問題に悩んでいた妻が、その夫から離婚を求められる

長期の婚姻生活の中で、夫のモラハラやセックスレスを含む夫婦関係の問題に悩んでいた妻が、その夫から離婚を求められた事案です。ご依頼者様は、既に別居中であり、夫との直接の面談や連絡に強い精神的負担を感じていました。

離婚への回答に先立ち、別居中の生活費、子どもの学費、財産分与、年金分割等の離婚条件を確認する必要がありました。また、自宅に回収したい私物類がありましたが、それを取りに行くことにも強い負担がありました。

そこで、連絡窓口を代理人に一本化し、離婚条件の他、婚姻費用、学費の支払状況、私物の引取り方法、鍵の返却を確認することにしました。

争点と対応方針

相手方は頑なに夫婦だけでの直接面談を求めました。しかしながら、ご依頼者様にとって当事者だけの面談は負担が大きく、相手方との直接の面談に応じることはできませんでした。

そのため、離婚条件全体の協議と、早期に対応すべき婚姻費用、子どもの学費、私物の引取りを切り分けて、離婚協議が進まない間も、当面の生活上の問題を曖昧にしないように配慮して進めました。

FLOW

ご依頼者本人の精神的負担を考慮して直接面談を行わずに希望条件で離婚合意

受任直後、夫の言動による精神的負担を踏まえ、相手方に受任通知を送り、ご依頼者様本人や子どもへの直接連絡を控え、今後の連絡は代理人宛てに行うよう強く求めました。あわせて、相手方が想定する離婚条件の提示を求め、財産分与の前提資料や婚姻費用の支払状況も確認しました。

相手方代理人からは、離婚条件の提示ではなく、夫婦で直接面談したいとの意向が示されました。これに対し、ご依頼者様の心理的負担から当事者間だけの話し合いは困難であることを伝え、必要に応じて離婚調停を申し立てる方針を明確にしました。

並行して、離婚までの生活費(婚姻費用)の早期支払い開始と、子どもの学費の支払状況を確認できる資料の提示を求めました。

自宅に残していた私物については、引取り予定品のリストを作成し、日程、立会い、相手方との接触を避ける方法を代理人間で調整しました。直接の接触が生じない方法、時間帯、当日の滞在場所、鍵の返却方法を具体的に定めました。

相手方は離婚は希望しつつも離婚条件の提示をしませんでしたので、日常生活上の問題を解決した上で、ご依頼者様から合意可能な離婚条件を提示しました。

相手方は、当初は離婚条件への合意を拒否し、離婚条件を減額する方向での提案を返してきましたが、ご依頼者様からは減額には一切応じない旨や、長期戦も辞さない旨を伝えるなどして、交渉を進めました。

最終的には、ご依頼者様から提示した離婚条件とほぼ同水準の離婚条件にて離婚条件の合意が成立し、解決に至りました。

POINT

解決結果

夫との直接面談を避けながら、子どもの学費が支払われたことを確認し、私物の引取りの日程・方法と鍵の返却方法を確定しました。離婚条件全体とは切り分けて、当面の生活上の課題を先に解決しました。その上で、最終的にはご依頼者様の希望する水準の離婚条件にて合意が成立しました。

この事例のポイント

モラハラ夫から離婚したいと言われた場合、相手方は自身の問題点を認識していないこともあり、全く筋違いの主張を繰り返してくる場合があります。

そういう時ほど、離婚条件以外の問題点(生活費、子どもの学費、自宅に残した荷物など)に目を向け、確保できる権利を一つ一つ確保していき、相手方に現在の状況と「実際上既に相手方の言葉には何かを変える力はない」旨を分かってもらう必要がある時があります。

本件では、夫の意向が変化する中でも本人同士の接触を避け、離婚問題全体に先行して、学費の支払確認と私物の引取りを具体化した上、最終的には、紛争の拡大を回避し、比較的早期に調停前に離婚合意の成立に至ることができました。

 

VOICE

20年以上の結婚生活の中で、夫のモラハラに屈してきた状況があり、最後まで直接の面談を持たずに代理対応いただけて、離婚を進めるだけでも辛い精神状況を丁寧にケアしてもらえました。また、なかなか向き合ってくれなかった夫に対して離婚を進めることと並行して、子どもにかかる費用であったり、自宅に残した荷物の確保に動いてもらえたので、とても安心できました。ありがとうございました。

担当弁護士

  • モラハラ夫から「離婚したい」と言われて相談【直接面談を避け学費や私物回収を先行】

    担当弁護士

    ふくだあき

    弁護士 福田 朱希

    弁護士法人レイスター法律事務所 所属

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