「モラハラ夫と離婚したい」と相談。【私的な写真・動画の破棄を調停条項に離婚成立】|離婚・不倫などの男女問題 - 解決事例

CASE 解決事例

2026.09.25

離婚原因

「モラハラ夫と離婚したい」と相談。【私的な写真・動画の破棄を調停条項に離婚成立】

  • 「モラハラ夫と離婚したい」と相談。【私的な写真・動画の破棄を調停条項に離婚成立】

    妻

    年代:30代

    職業:会社員

  • 「モラハラ夫と離婚したい」と相談。【私的な写真・動画の破棄を調停条項に離婚成立】

    夫

    年代:30代

    職業:自営業

  • こども

    1人

結婚歴 10年程度(未成年の子どもあり)
離婚の原因 夫のモラハラ・性交渉の強要
主な争点 親権・養育費、親子交流、慰謝料、財産分与、婚姻費用
解決までの期間 約1年
手続き 離婚調停、婚姻費用増額請求調停

OVERVIEW

夫のモラハラに加え、夫からの性交渉の強要、夫が保有する私的な写真・動画への不安から、子どもを連れて別居し、離婚を求めた30代妻の事案です。別居後、子どもをめぐる問題や金銭条件について話がまとまらず、夫婦間の直接協議を続けることが難しい状態でした。

相手方は、離婚に応じる条件として親子交流、慰謝料、財産関係の整理を求めており、ご依頼者様との主張には大きな隔たりがありました。

ご依頼者様は、相手方が保有する私的な写真・動画が残り、第三者へ見せられたり内容を口外されたりすることにも強い不安を抱いていました。そのため、離婚、子どもの条件、金銭条件に加え、写真・動画の破棄と解決後の情報管理まで、裁判所の書面に残す必要がありました。

争点と対応方針

離婚調停では、親権・養育費、親子交流、慰謝料、財産分与、婚姻費用等の論点が並行していました。

過去の裁判所判断、収入・財産資料、期日ごとの双方の主張を確認し、ご依頼者様が離婚成立のために優先する条件と、譲歩できる条件を切り分けました。

親子交流については、直接面会を行うか否かだけで対立を続けるのではなく、子どもの状況に配慮しながらテレビ電話を利用する案を提示するなどして、合意点を探りました。

金銭面では、財産分与を求めないことや婚姻費用増額請求調停を取り下げることも含め、離婚成立を優先する条件案をまとめました。

相手方が保有するご依頼者様の写真・動画については、相手方が保有するデータを直ちに破棄すること、その内容を第三者に口外しないこと、第三者に閲覧させたり共有したりしないことを条項案にしました。さらに、万一の第三者への公開を可能な限り回避するため、違反時の高額の違約金も定める方針としました。

FLOW

代理人として窓口となった後、相手方との書面交渉を行いましたが、親子交流、慰謝料、財産分与等をめぐる隔たりが残ったため、離婚調停と婚姻費用増額請求調停を進めました。

調停では、双方の収入・財産資料や従前の裁判所判断を提出し、子どもの条件と金銭条件を個別に確認しました。

親子交流をめぐっては、ご依頼者様が当初慎重な意向でしたが、相手方は交流の実施を離婚条件として強く求めていました。この点は、期日での交渉の結果、直接の面会ではなくテレビ電話による交流とし、具体的な日時等は子どもの福祉に配慮して協議する内容へ調整することになりました。

最終期日に向け、早期離婚合意を得るべく、ご依頼者様が財産分与を求めず、婚姻費用増額請求調停を取り下げること等を示したうえで、養育費、特別費用、テレビ電話による親子交流、年金分割、清算関係を一つの条項案にまとめました。これに加え、私的な写真・動画の破棄、その内容の第三者への口外、第三者への閲覧・共有の禁止、違反時の違約金を明記するよう求めました。

その結果、ご依頼者様の負担を最低限度に留めつつ、離婚条件がまとまり、調停離婚が成立しました。写真・動画の扱いについても、相手方の破棄義務、禁止事項、違反時の違約金が調停調書に記載されることになりました。

POINT

調停離婚が成立し、ご依頼者様を親権者とすること、養育費と特別費用、テレビ電話による親子交流、慰謝料、年金分割、相互の清算関係が定められました。離婚の経緯や調停条項を正当な理由なく第三者へ口外しないことも、双方の義務として明記されました。

私的な写真・動画については、相手方が直ちに破棄し、その内容を第三者に口外せず、第三者に閲覧させたり共有したりしない義務と、違反時の違約金が調停条項となりました。

この事例のポイント

モラハラ夫と離婚したい場合、離婚や金銭条件だけでなく、離婚後も残るプライバシー上の不安を具体的に検討することがあります。本件では、写真・動画の破棄と禁止事項を口頭の約束で終わらせず、違反時の責任を含む裁判所の書面に残しました。

 

VOICE

この度はお世話になりました。離婚できたとしても、プライバシー上の不安が消えるのかがとてもネックになっていてなかなか踏み出すことができませんでしたが、とても丁寧に対応していただき安心して進めていくことができました。親権や離婚後のお金の問題も、細かく相談に乗ってもらえて助かりました。

担当弁護士

  • 「モラハラ夫と離婚したい」と相談。【私的な写真・動画の破棄を調停条項に離婚成立】

    担当弁護士

    やまざき よしひろ

    弁護士 山﨑 慶寛

    弁護士法人レイスター法律事務所 代表弁護士

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