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解決事例<不倫慰謝料・被請求者側>
①ダブル不倫で家族に秘密にしたままで慰謝料合意及び他言無用の合意が成立した事例
プロフィール
- 依頼者:女性(30代、会社員)
- 子ども:1人
- 結婚歴:1〜5年
- 不貞開始時点での婚姻期間:1〜5年
- 不倫の期間:1年程度
ご相談前の状況
ご依頼者は、不倫相手の男性の妻が、ご依頼者に対して慰謝料請求をするためにご依頼者の住所地を調査していることを知りました。
ただ、ダブル不倫であり、このままではご依頼者の夫と子どもが生活をしている自宅に不倫相手の男性の妻からの書面が届いてしまう可能性が高い状況でした。
ご依頼者は、慰謝料の支払いに応じることは仕方がないと考えていたものの、不倫の事実が家族に発覚してしまうことは絶対に避けたいと考えていました。
ご依頼から解決まで
不倫相手の男性の妻の電話番号が分かっている状況であったため、ご依頼後、速やかにショートメッセージにて連絡を取り、ご依頼者の住所を調査することをやめさせ、ご依頼者に直接連絡をしたりすることのない状況を作りました。
その上、謝罪するべきところは謝罪しつつ、慰謝料の減額事由が複数存在していることを丁寧に説明したり、相手の請求内容を具体的に聴取して応じられる余地がある請求を探ったりし、交渉を進めました。
その結果、慰謝料金額60万円及び交渉の事実と内容の他言無用などの内容で、早期かつ家族に発覚することなく合意に至ることができました。
②脅迫まがいな発言をしてくる相手を牽制しつつ慰謝料請求金額を大幅に減額した合意が成立した事例
プロフィール
- 依頼者:男性(40代、会社員)
- 不倫相手の子ども:3人
- 結婚歴:11〜15年
- 不貞開始時点での婚姻期間:11〜15年
- 不倫の期間:4年程
ご相談前の状況
ご依頼者は、不倫相手の女性の夫から対面を強要され、脅迫まがいな発言を受け、身分証明書の写真や職場の情報なども全て聞き出されるとともに、とても支払うことができないほどの極めて高額の慰謝料を請求されていました。
その後、ご依頼者は不倫相手の女性の夫に一方的に設定された回答期間の間際まで悩みに悩んだ末、どうしたら良いのか分からないといった状況でした。
ご依頼から解決まで
まず、不倫相手の女性の夫に連絡を取り、回答期限の延長と今後の連絡を全て弁護士宛にするよう要請しました。
その後、不倫相手の女性の夫と書面及び電話で交渉を続け、脅迫的な言動は犯罪行為に該当し得るものであることを指摘して強く警告・牽制しつつ、法外な慰謝料請求には応じられないことを伝えるなどし、交渉を進めました。
その結果、最終的には慰謝料80万円にて早期に合意の成立にいたることができました。
③多くの慰謝料増額事由が存在している中で相場よりも極めて低額の金額にて早期に合意が成立した事例
プロフィール
- 依頼者:男性 (30代、会社員)
- 不倫相手の子ども:2人
- 結婚歴:1〜5年
- 不貞開始時点での婚姻期間:1〜5年
- 不倫の期間:2年程度
ご相談前の状況
ご依頼者は、既婚者の女性から、夫のモラハラなどにより夫婦の婚姻関係は破綻していることや、夫に対して離婚したいと伝えているものの夫から拒否されて困っているなどと相談を受けていました。
その上で、その女性と恋愛関係になり、夫との離婚が成立したら再婚をする約束をしていた状況でした。
その後、その女性の夫に女性のスマホが見られ、激怒した夫から法外な慰謝料を請求されるとともに、直接の対面を強要され、脅迫まがいな発言を受け、会社からの退社や遠方への引っ越しなどを要求されていました。
ご依頼者が回答を保留していると、夫が依頼した弁護士からありもしない事実関係が大量に記載された強弁な書面が届き、法外な慰謝料を請求されている状況でした。
ご依頼から解決まで
相手に対して、女性と交際関係に至る前に夫婦の婚姻関係が破綻していた状況であったと考えられることなどといった慰謝を減額するべき事情を主張し、慰謝料の減額交渉を開始しました。
しかし、相手と交渉を進める中で、女性が説明していた夫婦の状況はほとんど嘘であって、相手と女性との夫婦の婚姻関係は円満であり不倫がきっかけで破綻したということを争うことが難しい状況にあることが発覚しました。
また、その他にも多様な慰謝料の増額事由が存在していることが発覚しました。
そのため、交渉の方針を変え、慰謝料以外の相手の要望なども聞き出しつつ、妥結点を探る交渉を続けました。
その結果、3か月程の交渉期間で、慰謝料100万円(求償権の放棄なし)という条件で合意に至りました。