離婚
共依存夫婦の特徴・原因・危険性と共依存から抜け出すために必要なこと
共依存夫婦とは、一般に、夫婦の一方が他方に精神的に依存しており、依存されている他方の夫婦もその依存を助長する存在となっており、苦しみを抱えながらもその状態から抜け出せない状況に陥っている夫婦のことを言います。
共依存夫婦の状況は、夫婦の双方または一方が苦痛を感じながらもその状況から抜け出せずに苦痛が広がっていくという悪循環に陥り、夫婦の婚姻関係が破綻に向かっていってしまう危険性を抱えている状況です。
この記事では、共依存夫婦の特徴、共依存夫婦に至る原因、共依存夫婦の状況の危険性、共依存夫婦の状況から抜け出す方法などについて記載しています。
【この記事を読む】悪意の遺棄を理由とする離婚・慰謝料請求の流れと必要な証拠を解説
悪意の遺棄とは、夫婦の共同生活を否定する意図のもとで、夫婦が互いに負っている同居義務・協力義務・扶助義務に正当な理由なく違反することをいいます。
悪意の遺棄をされた場合には、相手が離婚を拒否しても裁判所に離婚判決を出してもらえますし、慰謝料請求も認めてもらえます。
ただし、裁判所に悪意の遺棄を認めてもらうためには証拠が必要です。
この記事では、悪意の遺棄を理由とする離婚の進め方と、悪意の遺棄の証拠について解説しました。
【この記事を読む】離婚裁判で激しい争いとなりやすい典型的な5つのケースを解説します
離婚裁判では、原告と被告とが互いに互いの主張する事実を否定し合う状況になる場合が多いです。
原告と被告とが完全に正反対の主張をしている状況は、裁判所の視点からすれば、明らかにどちらかが嘘をついているとしか思えないような状況とも言えそうです。
このような離婚裁判において、特に原告と被告の間で激しい攻防が繰り広げられることの多い典型的なケースとしては、①不倫の事実の存否を巡る争いがあるケース、②不倫した配偶者からの離婚請求のケース、③「婚姻を継続し難い重大な事由」の存否を巡る争いがあるケース、④DV・モラハラを理由とする慰謝料請求を巡る争いがあるケース、⑤親権争いがあるケースがあります。
【この記事を読む】いきなり離婚裁判の提起は可能?調停前置主義の内容・例外・注意点を解説
離婚調停をやることなくいきなり離婚裁判を提起することは認められるのでしょうか。
法は、離婚裁判の提起前に「まず家庭裁判所に家事調停の申立てをしなければならない」と規定しています(調停前置主義)。
ただ、相手が絶対に離婚に合意しそうにない場合や、相手が生死不明・行方不明であったり、病気で意思疎通ができない場合もあります。
また、「家事調停の申立て」はしたものの、調停を取り下げたり、調停が不成立になってから長期間が経過したり、調停不成立ではなくて「別居調停」が成立している場合もあります。
どのような場合であれば離婚裁判の提起が認められるのでしょうか。
【この記事を読む】離婚裁判は離婚達成のための最終手段!手続きの流れや期間・要件などを解説
統計上、離婚裁判を提起した場合の直近10年間(平成25年〜令和4年)の離婚の成立率(判決離婚又は和解離婚に至る割合)は、合計で80%であり、ほとんどの場合で離婚が成立しています。
だからと言って、あなたの場合も離婚が成立するという確証があるわけではありません。
ただ、離婚裁判は、離婚達成のために極めて有用な手続きであり、離婚裁判はまさに離婚達成のための最終手段といえます。
他方において、離婚裁判には提起するための要件やデメリットも存在しています。
【この記事を読む】産後クライシスの原因・乗り越え方と離婚を決意した場合に考えるべきこと
産後クライシスとは、一般に、産後に夫婦の婚姻関係が急激に悪化することを言います。
子どもが生まれてから数年以内のタイミングは、夫婦の間で離婚問題が持ち上がることが極めて多いタイミングです。
産後クライシスで離婚にまでは至らなかったとしても「子どもの出産直後から夫婦仲が悪化したまま改善されていない状態の夫婦」の数は、極めて多数にのぼると考えられます。
この記事では、産後クライシスの原因や産後クライシスの乗り越え方、産後クライシスで離婚を決意した場合の離婚の進め方について解説します。
【この記事を読む】夫(妻)の浪費・借金問題で離婚を決意した際に知っておくべき事項
夫(妻)の浪費癖や借金問題に直面し、金銭感覚の違いに悩んでいる人は多いです。
夫婦と言えども夫と妻は別の人格を有する存在ですから、多かれ少なかれ重きを置く物事に差があるのは、当然そうでしょう。
ただ、夫(妻)の浪費・借金の程度・態様があまりにも酷いものである場合には、そのような夫(妻)との今後の生活や老後の生活などに大きな不安を感じるものです。
この記事では、浪費・借金問題で夫(妻)に愛想が尽き、離婚を決意した場合の離婚問題について解説します。
【この記事を読む】離婚調停とは?手続きの流れや期間・有利に進めるコツを解説
離婚調停とは、夫婦間の離婚問題を解決するために、裁判所(調停委員会)が仲介して夫婦間の合意を成立させるための手続きです。
離婚調停は、離婚の合意を達成するために極めて有用な手続きです。
実際に、離婚調停では、全体の半数近くで離婚の合意が成立しており、弁護士が関与する場合はさらに離婚の合意の成立率は高くなります。
ただ、離婚調停は極めて特殊な話し合いの場であり、離婚調停手続きを有利に進めるためには様々なノウハウが必要となります。
この記事では、離婚調停に関する基本的な事項、離婚調停の手続きの流れや平均的な期間、及び、離婚調停を有利に進めるためのコツなどを解説します。
【この記事を読む】離婚調停で離婚を有利に!離婚調停を早期に申し立てた方が良いケース
離婚の種類には協議離婚・調停離婚・審判離婚・裁判離婚がありますが、圧倒的多数の夫婦が協議離婚の形で離婚しています。
協議離婚は夫婦の双方が離婚することに同意した上で役所に離婚届を提出するだけで成立しますので、相手との間で合意が形成できるのであれば、協議離婚が最も早期に離婚することができる方法です。
ただし、事情によっては、協議離婚の成立を早急に諦めて離婚調停を申し立てた方が結果として早期に有利な条件で離婚が達成できると思われる場合もあります。
この記事では、離婚調停を早期に申し立てた方が良いケースについて解説します。
【この記事を読む】マザコン夫と離婚したい!マザコン夫の特徴とマザコンが理由の離婚の可否
マザコン夫は「母親>その他(妻も含む)」という世界観の中にいますので、夫婦で話し合って決めるべき事柄(生活場所・自宅の購入・家計や貯蓄のあり方・子どもの教育方針など)に関しても母親の意向を妻に押し付けてきたり、妻の家事や料理を母親と比較した上で妻に「改善点」を伝えてきたりします。
そのような自分の言動が妻にどれほど強いストレスを与えるのかを、マザコン夫は気がついていません。
マザコン夫に改善を求めても、マザコン夫と母親との関係性は深く強固である場合が多く、マザコン夫に意識や行動を改めてもらうことは難しいことも多いです。
そのような生活に限界を感じ、マザコン夫との離婚を検討することもあり得る考え方です。
なお、マザコン夫は、切り出された離婚への回答も母親に相談した上で行います。
【この記事を読む】 « Older Entries Newer Entries »